引数をポインタで渡すと、保存するのかも???

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C++の実装で関数の引数をリファレンスにするか値またはポインタにするかについては一応の目安があって

  1. オブジェクトを引数とする場合はリファレンスを使う
  2. 組込型を引数とするときは値で渡す
  3. 関数内で組込型を変更する場合はポインタ渡し

もちろん、変更の有無に関してconst付けたりとか、3.についてchar*で文字列を渡す場合はどうなんだ?(僕の場合文字列を渡すには99%がstd::stringにしてますからあまり考えなくとも済みます)とか他にも考えることはあるのですがまぁおおよそこんなガイドラインで不自由今日までやってきました。ところが、積ん読だったC++ スタイルブック (IT Architects’ Archive―CLASSIC MODERN COMPUTING)という本をパラパラ眺めていたら、

非constの参照パラメータは、その関数がオブジェクトに非const演算を実行する可能性があることを示すが、その関数がオブジェクトへの参照を保存するかどうかは示さない。参照の代わりにポインタを使用して、引数として渡されたオブジェクトへの参照またはポインタを、その関数が格納することを示すべきである。
(中略)
ポインタを使用すると、オブジェクトへの参照が格納される可能性があるというヒントを与えることになる。

恥ずかしながらこれ全然知りませんでした。考えたこともなかったです。基本的には上記のようなガイドライン、つまり受け渡しの効率(と変更の有無)だけに注目してインタフェースを決定していたわけです。しかもなぜポインタで受け渡しすることがオブジェクトへの参照が格納される可能性があることになるのかいまひとつよくわかりません。同書の例にもあるように、

class foo
{
  public:
    foo() {};
    void voice_of_woo() { pw_->voice(); };
    void var(const woo& w) { pw_ = &w ; };
  private:
    const woo* pw_;
};

なんてコードもアリにはありなのでvar()が必ずしも

void var(const woo* w) { pw_ = w ; };

が、関数が「オブジェクトへの参照を保存するだろう」と予測できるわけではないと思うし、オブジェクトへの参照を保存するからといって必ずしも引数がポインタである必要はないと思うのですが....少なくとも、少なくとも僕は、関数宣言だけをみて「wooオブジェクトへの参照が保されるんだな」なんてことは気がつかない。どちらの場合も、ドキュメントやソースコードを読んではじめてその挙動を理解するってことになる気がします。

単なる慣習のことを言っているとも思えませんしもう少し突っ込んだ解説が欲しかったのですが、残念ながらその理由は書いてありませんでした。こんな単純なサンプルで説明できることではなくてもっと深淵な理由を孕んでいる気もしますが無知なる僕にはハッキリとしたワケが解りませんでした。かとにかくすっきりしませんね。

#include <iostream>
using namespace std;

class woo
{
  public:
    woo() : x_(0), y_(0){};
    void voice() const { cout << x_ << ":" << y_ << endl; };
  private:
    int x_;
    int y_;
};

class foo
{
  public:
    foo() : pw_(NULL) {};
    void voice_of_woo() { if (pw_) pw_->voice(); };
    void var(const woo& w) { pw_ = &w ; };
    void var(const woo* w) { pw_ = w ; };
  private:
    const woo* pw_;
};

int main (int argc, char* argv[])
{
  foo f;
  woo w;
#ifdef _REF
  f.var(w);
#else
  f.var(&w);
#endif
  f.voice_of_woo();
}

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